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◆ ダイアログとリソースID
特別なリソースID
 
● IDOK・IDCANCEL
最初から存在するOKボタンとCANCELボタンは、自分で追加するコントロールとは別の特別なIDを持っています。
それぞれ「IDOK」と「IDCANCEL」となっており、DoModal()関数で表示されたダイアログは、
これらのボタンが押されると、それぞれ親ダイアログクラスのOnOK()関数とOnCancel()関数により、
IDOKかIDCANCELをDoModal()の戻り値として返します。
 
普通のボタンはダイアログエディタ上でダブルクリックすると、ボタンクリックに対する関数が作成されますが、
IDOKとIDCANCELをIDに持つボタンには、ボタンに対する関数がデフォルトで用意されている、という感じです。
 
※ DoModal関数でIDOK・IDCANCEL以外を返したい場合は、ダイアログクラスの中でEndDIalog()関数を使います。
この関数は整数値を引数にとり、その引数をDoModal関数の戻り値として返し、ダイアログを閉じます。
 
● IDC_STATIC
Static TextやGroup Box、Picture Controlなどのコントロールは、配置して各プロパティを決めた後、基本的にプログラムからは認識する必要のないものとして、個別のIDは自動には振られず、IDC_STATICという共通のIDが振られます。
 
固定の文字や絵を表示させるだけの場合は、このIDを変更する必要はありません。
逆に、Static Textの文字をプログラムから動的に変えたいなどといった場合は、個別のIDを手動で振りなおす必要があります。
IDを振りなおす方法は次の項を参照にしてください。
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