ビックリマンのようなプリズムシールの作成 - 貼り合わせ・裁断
【INDEX】
前置き
全体像
絵を用意する
印刷
白引き印刷
貼り合わせ・裁断
今まで作ったシール
貼り合わせ
素材はそろいましたので、これを1枚のシールとして張り合わせていきます。
最初に、白引き印刷したプリズムシールに、絵を印刷した透明シールを張り合わせます。
(絵を印刷したシールは外枠で切り離しておきます)
外枠で切り離した透明シールをプリズムシールに貼り付けるのですが、そのままシールをはがしてえいや!と貼っても、ズレたり気泡が入ったりで大抵失敗します。
なので、私は水にほんの少し洗剤を混ぜた液を、100均の霧状醤油さしを使ってプリズムシールに噴霧したあと、透明シールを張り付け、白引きと絵の位置を合わせたら、100均のシリコンヘラとティッシュを使い、水と気泡を追い出して乾かします。
【22/08/23追記】霧状醤油さしだと泡になりすぎて位置合わせがしにくいため、もう少し大きめの霧吹きを今は使っています。
また、カッターマット上ではなく、珪藻土のプレート上で作業をすることにより、格段に作業スピードが上がりました。
珪藻土プレート上にプリズムシール配置→霧吹きでびっしょりに濡らす→滑らせながら透明シールを貼る→空気と水を抜く
なれるとあっという間に一連の作業が終わります。珪藻土が無駄な水をすべて吸い取ってくれます。珪藻土バンザイ。
傷つけないように丁寧に、でもしっかり水と気泡を追い出します。
そのあと、適当に乾かしておきます。
※ そんなに長く乾かす必要はないと思いますが、環境や湿度によっても違うと思いますので、納得のいくまで乾かしてください。
乾かしが終わったら、乾かしたプリズム+透明シールに対し、透明シールのサイズでプリズムをカットします。
プリズムが透明シールより小さくても、48mmの領域より大きければOKです。
外枠で裏書の剥離紙を切り離し、張り合わせます。
プリズムの剥離紙をはがして、ちょうど透明シールと裏書の剥離紙の位置が合うところで張り合わせます。
これで張り合わせ完了です。
※ ここで不思議に思った人もいるかと思います。
直接、プリズムの剥離紙に印刷すればいいのでは?
なんでわざわざ別の剥離紙に印刷するのか?
確かにそれが出来れば一番楽なのですが、そうしない理由は以下になります。
・元のプリズムシールの大きさが、A4のような印刷に適した大きさではない
世界堂でロール状に巻かれて売られているプリズムシールは、幅が中途半端な大きさのため、印刷機にセットがしにくいのです。
・印刷に要するマージンが発生することで、無駄な部分が多く発生する
・裏書印刷の位置に合わせ、表の白引き印刷を行う調整が可能か不明
「手で押さえてセット」という工程があるテプラ印刷は、位置がかなりアバウトです。
・やってみないとわかりませんが、印刷に適した紙かどうかもわかりません。
適していない紙の場合、インクが染みこまず、触ると伸びてしまう可能性もあります。
上記の理由から、現時点では私は安価で入手できる剥離紙を別に用意し、別々に印刷したプリズムと剥離紙を、自分で位置調整して張り合わせる、という手段を用いています。
世界堂のプリズムではなく、A4サイズで売っている別のお店のプリズムシールであれば、そのまま裏に印刷し、テプラでの印刷位置をしっかりと調整する手法を編み出す、という方法が効率的かもしれません。
今は必要ないので私は行っていませんが、いつかはそのようにできるかもしれません。
裁断
48mm四方の大きさに切り離します。
カッター・定規・カミネコ(紙用スコヤ)・ HT-386(プラモ用T定規)48mm四方のシールを作ります。
カミネコ ネット売り場へ
まず、シールの1方向を、定規を用いてまっすぐ切断します。
このとき、角プリズムであればなるべくプリズム柄に合わせて切断したほうが、模様が辺と平行に揃ってきれいに仕上がります。
次に、切った辺をカミネコのスチール辺にあて、垂直に切断します。
最後に、HT-386を48mmにセットし、それぞれ切った辺と平行に切断します。
この方法にたどり着いて、かなり正確に48mm四方のシールを作れるようになりました。
コツとしては以下の様な点があるでしょうか。
(1)切れないカッターですと、切り始めの端っこが斜めになったりします。
しっかり切れるカッターで、惜しげもなく替え刃を折りまくり、最高に切れる状態でカットするようにしています。
(2)必要な部分を定規の下に、いらない方を定規の外側にします。(カッターでの切断の基本だそうです。)
(3)HT-386はプラ板用のためか、紙に使用するとちょっと押さえが心もとないので、ガムテープを貼って押さえる力を補強してます。
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